何気なくおしゃべりしたり、笑ったりしている動作でも、知らず知らずに動かしているのが、表情筋です。表情筋は、顔面の下にある筋肉のことですが、その種類は、30種類以上と言われています。私たちが、まばたきをしたり、口を開けたり閉じたりする様々な顔の動きや細かな表情は、表情筋の力で作り出されているものなのです。
しかし、加齢とともに腕や脚の筋肉が衰えるのと同じ様に表情筋も衰えていきます。その結果、その上に位置している皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じる様になります。そこで、表情筋を意識して、トレーニングすることが大切になります。
毎晩、表情筋を鍛えて、頬のたるみ対策を行っているという30歳代の女性の方がアンケートに答えて下さいました。頬のたるみで悩まれている方の参考になればうれしいです。
頬のたるみと表情筋の関係
加齢とともに表情筋は、衰えてしまうと言われています。では、加齢とともに衰えてしまう表情筋を使わずに放置した場合、顔のお肌は、どのようなことにつながるでしょうか。
◆お肌のハリを支えるコラーゲン、エラスチンの質が変化して、お肌の弾力が失われてしまいます。
◆皮下脂肪が年齢を重ねることにより、代謝機能が衰えて肥大化し、重力の影響により下方向へ落ちてしまいます。
◆顔の筋肉が衰えることでその上に位置する皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなります。
表情筋の衰えは、上記のようなことにつながっていき、結果的に、たるみが生じることになります。また、表情筋を使わないことで、血行不良につながります。表情筋を使わないと、肩のコリと同じ様に表情筋も凝り固まってしまいます。そうなると、血流やリンパの流れが悪くなり、必要な場所に十分な栄養分を運ぶこともできなくなり、コラーゲンやエラスチンの産生にも影響を及ぼすことになります。
更に凝り固まってしまった表情筋には、老廃物や不必要な水分が蓄積され、むくみが生じやすくなり、脂肪がつきやすくなります。この皮下脂肪が肥大化すると重力の影響により下方向へと落ち、頬のたるみへとつながってしまいます。
上記のことからもわかる様に、加齢とともに、表情筋を動かしたり、刺激を与えたりするとが、とても大切になってきます。その方法の一つとして、表情筋エクササイズがあります。以下は、30歳代の女性方が、毎晩、表情筋エクササイズを行って、頬のたるみ対策を行っているという方の体験談です。
頬のたるみやほうれい線はスマホの自撮りで発見!
30歳を過ぎたあたりから、なんとなくほうれい線が目立ってきたなあと思っていたところ、夫に指摘され、改めて気付かされました。夫から「かなりほうれい線が目立つのでスマホのカメラで自撮りしてごらん」と言われ、やや顔を斜め下に向けて、自撮りしたところ、かなり頬はたるみ、ほうれい線が深くなった酷い顔が写っていて、とてもショックを受けました。
顔をやや下向きにした状態にすると、ほうれい線も普段とは全く違う深さのほうれい線ができます。皮下脂肪のダムのような状態で頬が垂れ下がるのです。自分の顔ですが、とてもショックな顔でした。また、顔を下向きにすると首にも2本のシワができていて、それも今まで気付かなかったことなので、ショックでした。
頬のたるみやほうれい線などを夫から指摘されたこともショックで、その時は、嫌な気持ちになりました。また、夫は、私より年下なので、頬のたるみやほうれい線をきっかけに女として見てもらえなくなるのでは、と言う不安も感じるようになり、とにかく何か対策を始めようと思いました。
頬のたるみ解消の為に行った対策とは?そのメリット・デメリット
あまり、お金をかけられない状態なので、お金をかけずに頬のたるみ対策ができる方法を考えました。そこで、いろいろ調べた結果、顔周辺の筋肉トレーニングが効果的だと言うことを知り、顔ヨガや筋肉のエクサイズのサイトを探して、自分にできそうで、効果がありそうなものをいくつかチョイスして、時間があるときに、行うようにしました。
時間があるときは、全て行うようにしましたが、普段は、フルタイムで仕事をしているため、時間がない時などは、3種類くらいにしぼり、エクササイズを行いました。種類は少なくても、毎日続けることが大事かなと思い、無理しない範囲で続けるようにしました。
表情筋のエクサイズは、始めて10か月程経ちました。最近、夫から「ほうれい線が目立たなくなってきた」と、言われ、毎日、エクササイズを続けて良かったと思えるようになりました。気になり始めた、首のシワには、化粧水やクリームをたっぷり塗るように心掛けました。私が毎晩、続けて行ったエクササイズは、以下を参考に行いました。
表情筋エクササイズのメリットは、お金がかからないと言うことが一番のメリットだと思います。また、内側の筋肉を鍛えるので、むくみが取れて、顔自体も以前より小顔になった気がします。以前から、私は笑顔を突くのが苦手でしたが、頬のたるみを意識するようになってからなるべく、口角を上げて笑顔を意識するようになりました。
また、常に表情筋エクササイズを行うことで、笑顔も作りやすくなった様な気がします。自然と笑顔が作れるようになると、職場での印象も良いように感じます。何より、夫も笑顔が多くなった気がするので、良かったと思ってます。
頬のたるみで悩まれている方へ
頬のたるみは、気付いた時に早めに対策をすれば、改善できるものだなと思いました。また、私のように、高価な化粧品を使ったり、エステなどに行く余裕がない方は、お金のかからない表情筋エクササイズがおすすめの方法です。毎日、一人でコツコツ努力していくことが必要になりますが、必ず、結果として返ってくると思います。
毎日、コツコツと言っても、かかる時間は、10分程です。お風呂に入りながら、ドライヤーで髪を乾かしながら、同時に表情筋エクササイズもできますので、忙しい人でも工夫をすれば続くと思います。
また、頬のたるみが生じている方は、顔の表情も乏しくなってきていると思います。表情筋エクササイズは、お肌のリフトアップ効果と表情筋アップを同時に叶えられます。
頬のたるみ対策の為に今後やっていきたい対策と今までのスキンケアで後悔していること
普段は、デスクワークが多いので、頬のたるみは生じやすい環境でした。また、接客ではないので、あまり表情を意識することもありませんでした。その為、頬のたるみに気付くのもだいぶ酷くなってからでした。もう少し、自分の表情などをチェックすることができたら、これ程、酷く頬のたるみやほうれい線を作らずに済んだかもしれません。
また、疲れた時は、メイクを落とさずに、眠ってしまったことがありました。それも、老化を助長させる原因になったかもしれません。今後は、毎日、クレンジングで落とすだけでも続けていきたいと思っています。