頬のたるみが気になる30歳代の女性は、まず、高価な化粧品を使うよりマッサージでリンパの流れを良くすることが大事ということを優先して、毎日、マッサージを続けて、頬のたるみ対策をしているといいます。頬のたるみはどのように変化していったのでしょう。
まず、自分のできることから、たるみ対策を始めたいと言う方の参考になればうれしいです。
リンパの流れって何?リンパの流れをしって頬のたるみ解消を目指す
年齢を重ねていくと、顔も体もあらゆるところのたるみが生じ、悩みの一つとなります。顔などのたるみが起きる原因の一つに、乾燥があげられるのですが、他の原因としては、リンパの流れが滞ると老廃物が蓄積されてむくみが生じ、たるみを引き起こしてしまうと言われています。
さて、「そのリンパの流れ」とは、良く効く言葉ですが、上手く説明できないと言う方が多いのではないでしょうか?まず、そのリンパの流れについて、少しお伝えしようと思います。
◆リンパ液と血液の違い
リンパ液は、血液と同じ様に体中に張り巡らされるように通っています。リンパ液が流れている管をリンパ管と言います。リンパ液は、血しょうの一部で、リンパ管に吸収されたものです。全身の要所にある、リンパ管が合流している部分がリンパ節です。
リンパと血液は、全く別の仕事をしています。血液は、心臓の動きをポンプとして体中に栄養や酸素を届けます。一方、リンパの働きには、以下の2つがあります。
- 体内の老廃物の回収と運搬(排出するための準備)
- 細菌や異物が体内に入らないようにす免疫機能
そして、血液とは違い、筋肉を動かすことでリンパは流れていくのです。血液は、40秒で全身を巡って戻ってきますが、リンパは、全身をめぐるのに、8時間~12時間かかると言われています。リンパの流れは、とてもゆっくりとした流れなのです。
その為、運動不足だったり、普段同じ姿勢で仕事や勉強をしている人などは、リンパを流す為の筋肉量が足らない為に、むくみ・冷え・疲労の蓄積などが生じやすくなるのです。リンパをスムーズに流す最も大事なものは、筋肉ということですね。
◆リンパをスムーズに流す為に必要なこと
上記までで、リンパをスムーズに流すには、筋肉が必要ということをお伝えしました。しかし、日頃、忙しく仕事をしている方などは、定期的に、毎日運動をして、筋肉を維持していくと言うのは、難しいことです。そこで、効果的に即効性のあるものがマッサージなのです。
人間の身体には約800個のリンパ節があると言われていますが、主要のリンパ節だけを理解し、そこへ、リンパが流れるようにマッサージするだけでも大きく違ってくると言います。主要のリンパ節と言うのが以下になります。
- 鎖骨リンパ節(鎖骨)
- 耳介前リンパ節(耳の前)
- 頸部リンパ節(顎の下)
- 液窩(えきか)リンパ節(脇の下)
- 肘リンパ節(肘)
- 胸骨傍リンパ節(胸部)
- 鼠径(そけい)リンパ節(足のつけ根)
- 膝窩(しっか)リンパ節(ひざ裏)
特に、頬のたるみなどに関係があるリンパ節は、鎖骨リンパ節です。良く聞くのは、鎖骨に向かってマッサージしましょうと言うことですよね。あれは、鎖骨にリンパ節があるからなのです。
リンパに沿ってマッサージをするという点で同じ様なマッサージにカッサマッサージと言うのがあります。カッサマッサージについては、以下の記事を参考にして下さい。
◆リンパマッサージの方法
リンパマッサージは、筋肉をもみほぐすマッサージと違って、ポイントはゆっくりと撫でるような力加減でリンパの流れる方向に沿って行うことです。と言うのも、リンパ液と言うのは、お肌のわずか数ミリ下に張り巡らされている繊細なリンパ管に流れているものだからです。
また、流した老廃物をしっかりリンパ節に入れ込むように最終ゴールをリンパ節に持って行くことが重要です。リンパマッサージを行うタイミングは、お風呂の中やお風呂上りなどが効果的です。
上記までで、リンパマッサージについて、お伝えしました。以下は、リンパマッサージを毎日、欠かさず行っていると言う30歳代の独身の女性の体験談になります。
貴方は、年令を重ねるごとにどこの「たるみ」が一番、気になってきていますか?
たるみが気になる部分は、頬のたるみです。20歳代の頃、フェイシャルエステサロンでたるみをチェックしてもらった時がありました。その時は、「将来、頬のたるみが生じやすい骨格をしています」と言われ、ずっと、気になっていました。
その時は、言われても、特に対策をするわけでもなく、過ごしていました。30歳を過ぎた頃から、やはり、だんだんと頬が下がってきている実感があり、友達にも思いきって、聞いてみると「確かに、たるみがあるかも」と言われてしまいました。目尻のしわは、まだまだ、目立たない分、頬のたるみが気になって仕方ありません。
貴方は、たるみが気になり始めて以来、何か嫌な思いをしたことはありますか?
頬のたるみは、太っていなくても、脂肪が垂れ下がっているので、太っている様な印象を与えてしまうと思います。昔から顔がむくみやすいので、これ以上太って見えると本当に嫌でコンプレックスです。少し前に友人から「このままじゃブルドッグみたいになっちゃうかもね~」と冗談で言われたのですが、その言葉が、本当に嫌でした。
その言葉通り、本当にブルドッグみたいになってしまわないように、頬のたるみ対策を頑張ろうと思いました。
貴方は、頬のたるみに悩み始めてからどのような対策をしましたか?
今のところ、たるみ専用の化粧品などは、使っていません。まず、自分でできるところからやってみようと思いました。私は、どうしても顔がむくみやすかったので、なぜ、むくんでしまうのかをいろいろ調べるうちに、リンパマッサージがむくみに良いと言うのを知りました。
それ以来、ネットなどで、リンパマッサージのやり方やむくみに効果的なツボなどを調べて、毎日、マッサージとツボ押しを行うようにしました。その他は、今まで、使っていた化粧水の量を増やし、保湿に心掛けました。スキンケアの時は、下から上へ、持ち上げるようにして、塗るように心掛けました。
リンパマッサージは、血行をよくして老廃物を流れやすくする為に、耳の下のリンパ節をもみほぐし、それから鎖骨のリンパ節に向かって手をグーにして優しく流していきます。クレンジングの時に一緒にやると、滑りが良く、効果的です。これらのことは、半年ほど続けて行っています。どんなに疲れていても、リンパマッサージだけは、欠かさず行っています。
貴方が頬のたるみ改善の為に行った対策のメリット・デメリットを教えて下さい。お肌の変化についても教えて下さい。
リンパマッサージをすることで、血行が良くなり、顔のむくみもとれてきました。お肌のくすみもなくなり、顔の色が明るくなりました。頬のたるみは、それほど変わりませんが、むくまなくなったので、少しスッキリしてきました。お肌にハリは出てきたように思うので、続けていけば、頬のたるみが更に生じて、ブルドッグになることはないように思っています。
デメリットは、リンパマッサージの時に、クレンジングオイルでマッサージを行っていたのですが、長い時間マッサージするのであれば、保湿クリームの方が良い様に思い、途中から保湿クリームに変えてマッサージを行っています。
化粧水の量も多めに使っているため、すぐになくなってしまいます。その為、保湿クリーム代や化粧水にお金がかかるようになった点がデメリットのように思います。
同じ様に頬のたるみで悩んでいる方がいた場合、どのようにアドバイスをしてあげたいですか?
たるみケアの化粧品やエイジングケア用の化粧品は、かなり高額なものが多い様に思います。高い化粧品を使わなくても、自分でお肌をケアすることは可能なんだということがわかりました。ですから、同じ様に悩まれている方も、是非、あきらめることなく、自分なりの方法を見つけて欲しいと思います。
頬のたるみなどは、お肌の深い部分にある、コラーゲンやエラスチンの減少によるものだと聞いたことがあるので、いくら外側から高い化粧品で補っても、それほど効果は期待できないように思います。それよりは、マッサージなどをしっかり行って、お肌の血行を良くすることの方が大切だと思います。
まず、自分でケアできるところから始めて、その後で、化粧品をどうするか考えても全然遅くないと思います。頬のたるみなどは、年齢とともに、避けられないことだと思うので、長い年月をかけて、上手く付き合いながら、悪化させないように努力することが大切だと思います。
今までの生活習慣で、お肌の為に後悔していることはありますか?また、今後、お肌の為にどんなことをしていきたいですか?
今までは、朝まで飲み歩き、そのまま化粧を落とさず家で寝てしまうことが多かったです。次の日のお肌は、ぐちゃぐちゃで、それを繰り返しているうちに、かなり、お肌は、荒れて、老化してしまったように思います。これからは、化粧は、必ず落として、質の良い睡眠をとる生活を心掛けたいです。
また、今までは、ちょっとの外出では、日焼け止めもしないまま、歩き回っていたことも日常的にありました。お肌の一番の敵は、紫外線だと言うことを知って、これからは、しっかり紫外線対策も行っていこうと思います。